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花燃ゆ あらすじ◇第14話「松下村塾の秘密」

安政五年 孝明天皇は
井伊直弼が天皇の許可なく日米修交通商条約に調印した咎めの勅錠を
幕府ではなく水戸藩に下した


これに対して井伊は 老中の間部詮勝に
幕府に異議を唱える連中を捕らえるよう命じる

世に言う「安政の大獄」の始まりである

これにより萩では京より攘夷派の急先鋒・梅田雲浜ともに
松下村塾の塾生・赤禰武人が幕府に召し取られた

そして京に向かった久坂は生死もわからないという知らせが萩に届いた

呆然自失の文に 寅次郎はショックを受けながらも言った

「・・・事を成すときが来たということじゃ」

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やがて江戸より戻った稔麿から
久坂の無事を知った文は 安堵で体中の力が抜ける思いがした

久坂と江戸での勤めを果たし萩に帰ってきた入江九一と野村靖は
江戸でも幕府に異議を唱えた者が根こそぎ縛りについていると寅次郎に伝える

「幕府はいよいよこの国を滅ぼすつもりか」

この国難に一国の猶予もない 寅次郎は何日も眠らず意見書を藩に提出した

しかし 寅次郎が伊之助より提出した意見書は
周布の判断で留め置かれていることを告げられる

「届いとらんかったということか・・・僕の思いは」

「ご家中は俺が説得する どうか それまでの間だけこらえてくれ」

必死に説得する伊之助だったが その言葉は寅次郎に届いていなかった

と ある日 寅次郎が塾生を密かに集めると告げた

「まず討つべきは 井伊の命を受け京にて志士たちを弾圧する老中 間部
僕と志を共にする者はいますか?」

寅次郎は塾生にそう告げると暗殺計画が記され 
寅次郎の血判が押された紙を掲げる

そして塾たちが次々と血判を押していった

この話を聞いた文は 恐ろしさに震えた

あの優しい兄が塾生を傷つけるようなことは決して無いと信じたい

文は決意して家族に寅次郎の老中暗殺計画を告げるのだった

「何も事を起こせん長州など 一度滅べばええんです」

寅次郎は事を知った杉家の家族に取り囲まれるとそう告げた

父・百合之助が涙を流しながらその頬を思い切り叩き
そして その手に刀を握らせた

「父を殺してから行け 許すことはできん」

「・・・私には 親に背いても 主君に背いても・・・
やらねばならんことがあるんです」

にらみ合う二人にたまりかねたように文が叫んだ

「ここは 人殺しの算段をする場所ですか?
松下村塾は 大事な学び舎じゃないんですか?」

そこへ 伊之助が厳しい顔で入ってきて言った

「お前はもはや「先生」と呼ばれるに値せん」

その後 松下村塾は閉鎖され寅次郎は伊之助の進言により
野山獄に再び投獄されることとなった


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