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花燃ゆ あらすじ◇第9話「面白くない男」

野村靖に赤禰武人 寺島忠三郎 品川弥二郎など寅次郎の塾に
次々と噂を聞きつけた若者たちが集まり始めた

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寅次郎は号の松陰を名乗ったが「先生」と呼ばれるのを嫌い
「ともに学ぶ」という姿勢を貫いていた

そんな中 明倫間の伊之助に勧められたと高杉晋作という若者が塾に現れた

「国禁を犯した罪人の塾がどねなもんか 見物に参りました!」

寅次郎は快く彼を迎え この日は和親条約を結んだアメリカのハリス総領事が
下田に着任したことについて 活発な議論が交わされた

しかし 隅であぐらをかいて見物していた高杉は 大あくびの末
なんと居眠りをしている

「なんなんじゃ、お前、さっきから!」とうとう久坂が切れた

「いやあ つまらんで ついうとうとと・・・
百姓ふぜいに医者坊主が政を論じてどうなる?」

不穏な空気が塾に漂ったが 寅次郎は穏やかに高杉に問う

「政には興味がありませんか?」

「イヤでもいずれ政に関わることになります
今は 三味線や詩でも作っておるほうが面白い」と高杉は答え

自作の詩を披露した

しかし寅次郎は皮肉っぽく言い放った

「素晴らしい才をお持ちじゃ
だが 学問も詩も武士のあなたより
医者である久坂君のほうが優れているようですね じつにもったいない」

二人の間に険悪な雰囲気が包まれるが文は慌てて間に入って二人を止めた

高杉が去った後も寅次郎の塾には次々と人が集まり
野山獄から釈放された富永有隣も塾に居座ることになった

その後文は高杉になんとか入門してもらおうと
高杉家に訪れるが 父親の小忠太に「二度と近づくな」と追い返されてしまった

帰った来た文がしょんぼりしていると 寅次郎に高杉家に訪れたことを話した

すると寅次郎が先日の高杉との言い争いについて
高杉の目には強烈な飢えと渇望
溢れんばかりの力が彼に宿っていると文に言う

そんなある夜 寅次郎の塾に酒に酔った高杉が訪れた

久坂の議論に加わるとたちまち言い争いになってしまったが
今夜の高杉は少し様子が違った

「のう高杉・・・俺は なんか気の病かもしれん
人生が つまらんで つまらんで仕方がない」

大組の武家に生まれた高杉だが自分の人生が決まっており
それに誇りを持っていても毎日が退屈で死にたくなるという

そんな高杉を 久坂が喝破した

久坂は武士でもない自分が寅次郎のおかげで
日本を変える事ができるかもしれない そう思わせてくれたこと
毎日学ぶのが楽しくて仕方がないことを高杉に語った

「お前の人生がつまらんのは お前がつまらんからじゃ!」

そこへ寅次郎が加わる

「高杉君 君の志は何ですか?」

何も言い返せない高杉に続ける

「志を立てることは 全ての源です・・・
志は誰も与えてくれません 君自身が見つけて それを掲げるしかない」

そしてもう一度問う

「君は、何を志しますか?」

それから数日後 高杉は息せき切って幽囚室に飛び込んできた

「学問がしたい」

「何のために?」応える寅次郎

「分からん!じゃが面白そうなにおいがする」

いままで退屈だった人生をここでなら変えられるかもしれない
そう語る高杉に寅次郎は優しく微笑む

「そうですか ならばともに学びましょう」

こうして高杉が新しく塾で学ぶことになった

花燃ゆ あらすじ◇第10話「塾生たち暴れる」へ続く→


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